平成101998)年度 共同研究集会実施報告書

 

課題番号

10−共研−2

専門分類

1

研究課題名

情報幾何の新しい展開

フリガナ

代表者氏名

エグチ シントウ

江口 真透

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

統計基礎研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

17 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

情報幾何は不確実性を伴う化学に幾何的直感からの洞察を与える方法論として発展してきた。情報幾何の新しい展開を模索するため、さまざまな方面の研究者が集まって研究会を開く。


情報幾何は,不確実性を伴う科学に幾何的直観からの洞察を与える方法論として発展してきた学問分野である.その,情報幾何におけるさらに新しい展開を模索するため,さまざまな方面の研究者に呼びかけて,1999年2月5日,6日の両日にかけて統計数理研究所会議室において,研究会を開催したものである.
この研究会においては,情報幾何の主要な応用の中から,特に統計推測,ニューラルネットの学習,量子統計に関する新しい応用について焦点を当てた.テーマとしては上記の分野に関連して,特に無限次元化と非線型接続の理論・応用の両面について重点をおいた.
研究会には提唱者である甘利俊一氏を迎え,また,両日の発表において情報幾何の現状認識と将来像について,多数の参加者を交えた活発な意見交換,討論が行われた.両日に行われた全14件の発表は,主に幾何学的内容,量子物理学,統計推測に関するものであった.
また,中村佳正氏(大阪大学)からは来年の研究会の開催の提案が成され,本年度の研究会の発展的な継続が計られた.これに加えてBellnoulli協会の2000年ワークショップとの共催についてもまた,建設的意見が提出された.
〔研究会の場合 開催期間:平成11年2月5・6日 開催場所:統計数理研究所〕


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

甘利 俊一

理化学研究所

網崎 孝志

島根大学

小原 敦美

大阪大学

梶原 毅

岡山大学

川鍋 一晃

東京大学

黒瀬 俊

福岡大学

田中 章司郎

島根大学

内藤 貫太

島根大学

長岡 浩司

電気通信大学

中村 佳正

大阪大学

渚 勝

千葉大学

藤原 彰夫

大阪大学

堀 玄

東京大学

松添 博

東北大学大学院

松本 啓史

東京大学

吉田 裕亮

お茶の水女子大学