13:00〜14:00
加藤博司(東北大学工学研究科 航空宇宙工学専攻 D1)
「航空CFDへのデータ同化の適用
−後方乱気流への適用例と次世代動的風洞開発に向けて−」
発表者らは、これまで航空機後方に発生する「後方乱気流」の挙動把握を
目指した研究を行ってきた。この研究では、航空CFDと仙台空港の
後方乱気流検出装置(ドップラーライダ)を「4次元変分法」により同化し、
航空CFDでは考慮されてこなかった実大気中での数値シミュレーションの
可能性を示した。また、 2010年度から東北大学流体融合研究センターに
おいて次世代動的風洞の開発が行われる。この開発において、
非定常流れ場の精度検証は必須であり、データ同化手法を利用した
精度検証の可能性について述べる。
14:15〜15:15
福田淳一(東京大学地震研究所 助教)
「地震サイクルシミュレーションにおけるパラメータ推定」
地震学では、プレート境界面におけるすべりの時間変化の
数値シミュレーションを行うことにより、すべりや地震発生の
予測を行うことが目指されている。予測を行うためには、モデルに
含まれる未知パラメータを推定する必要がある.
セミナーでは、これまでのパラメータ推定の結果と
今後の課題について述べる。