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社会の安心・安全は今や国家的な課題となっている。その実現のためには、科学的根拠に基づくリスクの管理が必要であるが、その基盤を支えるのが科学的リスクの評価あるいはリスク解析に関する研究である。現実にはリスクの問題は多様である。医薬品・食品・交通・原子力の安全性、金融・経済・保険・年金のリスク、地球環境あるいは地域環境リスク、地震、台風、津波、火災などの自然災害、巨大システムや製品の信頼性に関する問題、会社や組織の統治あるいはセキュリティに関する問題など、多岐にわたっている。当然のことながら、各分野では既にこれまで活発な研究が行われてきた。
しかしながら、一方でリスク解析は総合科学の側面が強く、様々な個別分野および方法科学との交流が効果的と考えられる。特に統計科学という共通言語を介した分野横断的な研究交流によって、個別科学に大きなシナジー効果がえられるものと期待される。
リスク研究NOEは、リスク解析に関連する研究機関が、それぞれの問題解決とリスク解析技術の発展を目的として、自由な立場で交流し、様々なレベルの連携・協力を行おうとするものである。リスク研究は広範囲の研究領域にわたるものであるので、従来のCOE型の研究機関とは異なり、ネットワーク型の研究機関としてのNOE
(Network of Excellence)構築を目指すものである。 |