データ科学研究系

不確実性と情報の不完全性に対処するためのデータ設計の方法,証拠に基づく実践のための計量的方法, およびこれらの方法に即応したデータ解析方法の研究・開発,さらに複雑・大量の多次元データの探索的解析方法の研究・開発を行う。 これらを通じて,データに基づく推論を基礎とする諸分野の科学の発展に寄与することを目指す。

調査科学グループ

調査科学の方法論の開発と発展に貢献し、官民学の広範な調査研究者たちの調査データの収集と解析のリテラシーの向上を支援する。特に、統計的無作為標本抽出法に基づく実証データの視点から、人々の意識構造と社会構造の連関についての研究を展開する。これにより、日本人のアンデンティティの理解を促進し、国際的相互理解の促進のための一助と為す。 

  • 「日本人の国民性」調査研究
  • 意識の国際比較調査
  • 統計的無作為標本抽出法の現状の把握
  • 調査モードの差違の調査回答の分布への影響の研究
  • 調査における各種の誤差要因とその対処に関する研究
  • 人々の意識の多次元データ解析
  • 実証的統計データに基づく政策立案の試行

 

計量科学グループ

これまで測定されてこなかった現象の計量化,また膨大なデータベース等からの効率的な情報抽出を通して, 統計的証拠を同定し,評価する研究を進める。そのための方法および得られるデータの解析方法の研究・開発を行い, 実質科学の諸分野における応用研究に取り組むことにより,証拠に基づく実践的な応用統計数理研究を展開する。

  • ファイナンスモデルの評価法の開発
  • 信用リスク計量化モデルに関する研究
  • 予測医療の開発のための臨床研究の方法論
  • 探索的臨床試験の計画と解析
  • ゲノム情報の解析と臨床における診断法の開発
  • 疫学研究のデザインと統計解析の方法論
  • 野生生物データの時空間モデリング
  • フィールドにおけるサンプリングデザイン
  • 長期モニタリングの調査設計
  • メタアナリシスの基礎と応用
  • セミパラメトリック推測の基礎と応用
  • 欠測データ解析
  • シンボリックデータ解析
  • 関数データ解析

 

構造探索グループ

実際の現象に潜む具体的な統計数理的問題を素材に,応用統計数理研究を進める。 特に,様々な量的・質的変数によって把握される多次元データにおける諸変数の相互関連の探索的解析方法の研究・開発に取り組み, 自然科学,社会科学を問わず諸分野における現象の構造探索への貢献を目指す。

  • 質と量の混在するデータの多変量一般化線形モデル
  • 経営の高度化に資する因果データ解析
  • 環境基準を支える統計的方法論の研究
  • 環境情報基盤整備に関する研究
  • ゲノム構造の比較解析
  • 生命情報学の理論的研究
  • 分子系統樹推定法の研究
  • 海生哺乳類の系統進化及び分岐年代推定
  • 生物多様性の分子進化メカニズムの解明
  • 統計的因果推論の理論と応用
  • グラフィカルモデルの理論と応用
  • 社会科学のための潜在変数モデル開発
  • マルチレベルモデルの理論と応用
  • 縦断・パネルデータ解析
  • 行政組織の産業組織心理学的アプローチ
  • 構造方程式モデリングによる自治体職員の心理メカニズム解析
  • 組織と個人の意思決定プロセスのマルチレベル分析

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