プロジェクト[2011年度](~2011年12月31日)

リスク研究NOEでは、以下の4つの分野でグループを形成し、所外の関連機関と連
携しながら定量的リスク解析を推進します。

医薬品・食品リスク研究グループ

医薬品の許認可においてリスクとベネフィットをどうバランスさせるか、あるい
は食品安全性をどう定量的に評 価して開示してゆくべきか等の問題は、国民の
高い関心事であると同時に現代社会の抱える喫緊の課題のひとつである。当グル
ープでは、安全性に関するデータ ベース構築やそれに基づく高度な統計的デー
タ処理を通じて、食品・医薬品など人が直接摂取する物質の健康影響について、
計量的技法と適用を研究し、リスク 研究の基本枠組みを創設することを目指す。

環境リスク研究グループ

地球環境に及ぼす人間活動の負荷は増大している。そこで正確な環境の現状把握
と、次なる世代のために有効な対策を施行するために計量的手法の重要性が増し
て いる。当グループは、環境リスクや環境モニタリングに関する統計的解析手
法の研究を行う。また、環境科学分野との横断的協調により、環境に関する様々
な課 題に対して計量的な解析・評価手法の提供を目指す。

金融・保険リスク研究グループ

多様な新しい金融商品・金融サービスが日進月歩で開発されている中、リスクと
リターンを計測・管理するための、洗練された数量的な分析手法に対する需要は、
増加の一途をたどっている。本研究グループのミッションは、金融・保険商品や
取引における様々なリスク を、統計的モデリングの立場から、数量的に計測、
管理する方法の研究を推進することである。

製品・サービスの質保証・信頼性研究グループ

近年、製品、サービスの設計品質、製造ないしは提供プロセスの質保証が不十分
なために起きる事故・不祥事が多発しており、大きな社会不安となっている。ま
た、サービスの信頼性・安全性については、統計的品質管理技法が殆ど使えない
状況が続いており、新たな方法論の開発が求め られている。本研究グループの
目的は、信頼性・質保証に資する統計的方法の開発と産業界への展開を推進する
ことで、製品・サービスの安全の実現に寄与することである。

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