NOE型研究センター

昨(平成28)年度内にNOE 型研究組織の改組を行い、今(平成29)年度は、リスク解析戦略研究センター、データ同化研究開発センター、統計的機械学習研究センターおよび7月1日に新設されたものづくりデータ科学研究センターの4センター体制となりました。これらのセンターは、喫緊の具体的な社会的課題の解決に向けて統計数理と個別科学分野の接点にあたる部分を活動の場とし、後述の各NOEの中核の役割を果たす、通称、NOE型研究センターです。

リスク解析戦略研究センターリスク解析戦略研究センター HPへ

地震、金融、環境、資源、医療などの様々なリスクについて、プロジェクト型の研究を推進します。各分野個別のリスク分析手法だけではなく、データ設計やリスク数理などの分野共通の方法論の構築を目指します。さらにリスク解析に関する研究ネットワーク組織を構築することにより、分野横断型のリスク研究コミュニケーションの円滑化を担い、社会の安心と安全に貢献することを目指します。

センター長山下 智志

データ同化研究開発センターデータ同化研究開発センター HPへ

数値シミュレーションと観測データを「つなぐ」ための基盤技術であるデータ同化法の研究開発を実施します。逐次ベイズフィルタの理論的研究をはじめ、先進的なモンテカルロアルゴリズムの開発およびその応用、高品質な物理乱数を高速に発生させるための技術開発、超大規模並列計算機を利用するためのプラットフォーム開発、データ同化の結果を可視化するためのソフトウェア開発、そしてデータ同化法の様々な分野への応用研究を行い、未来予測が可能なシミュレーションモデルの構築や、効率的な観測システムデザインの提案に貢献します。

センター長上野 玄太

統計的機械学習研究センター統計的機械学習研究センター HPへ

「機械学習」は、経験やデータに基づいて自動学習を行うシステムに関する研究分野で、データからの推論を扱う統計科学と、アルゴリズムを扱う計算機科学を基盤としています。その応用分野はロボティクス・情報通信・インターネット上のサービス技術などの工学から脳科学・天文学などの自然科学に至るまで広範囲に及びます。本センターは、統計的機械学習NOE活動の中核的役割を果たすとともに、統計的機械学習分野のさまざまな研究プロジェクトを国内外の研究者と共同で推進し、価値の高い研究成果を産み出すことを目指しています。

センター長福水 健次

ものづくりデータ科学研究センターものづくりデータ科学研究センター HPへ

人口減少・グローバリゼーション・産業構造の変化により、我が国のものづくりは国際的優位性を急速に失いつつあります。さらに、欧米・アジア諸国の国家成長戦略にデータ科学の最新技術が組み込まれ、世界のものづくりは今まさにパラダイムシフトを迎えようとしています。今後益々激化する世界のパワーゲームに対抗するには、他の追従を許さない独創的イノベーションを起こしていく必要があります。機械学習・最適化・ベイズ推論・材料インフォマティクス等を技術面の柱とし、「創造的設計と製造」を実現するための革新的手法を創出する。これが本センターのミッションステートメントです。

センター長吉田 亮

医療健康データ科学研究センター医療健康データ科学研究センター HPへ

医療健康データ科学研究センターは、統計数理研究所が蓄積してきた、統計数理研究・人材育成事業の基盤と国内外に拡がる研究ネットワークをもとに、医学・健康科学領域における先進的なデータサイエンスの研究・教育を推進することを目的として、平成30年4月に設立されました。本センターは、統計数理研究所の有する先進的な研究・教育の基盤をもとに、これらの事業を推進することを使命としています。

センター長伊藤 陽一

調査科学研究センター (2011年1月〜2017年1月)調査科学研究センター(※アーカイブ) HPへ

日本人の国民性調査や意識の国際比較調査など統計数理研究所の半世紀以上にわたる社会調査研究の成果を基盤として、そのさらなる発展と調査科学NOE(Network Of Excellence)構築を通じた国内外関連諸機関との連携および社会的貢献の促進のために、2011年1月から2017年1月で調査科学研究センターとして活動しました。現在本事業はデータ科学研究系調査科学グループと社会データ構造化センターに引き継がれました。引き続きいくつかのプロジェクトにより調査科学の学術的基盤の充実を目的とした活動のハブ機関としての役割を果たしていきます。