F.モデルフリー制御器設計の新展開 ― FRIT(Fictitious
Reference Iterative Tuning)法の基礎理論とその応用−
【講義レベル:上級】
 ※会場は京都ですので、注意してください。協賛:公益社団法人 計測自動制御学会 
日時 9月21日(水)〜22日(木)9時30分〜16時30分 (12時間)
講師 金子 修(金沢大学)、増田 士朗(首都大学東京)、水本 郁朗(熊本大学)、大西 義浩(愛媛大学)、若佐 裕治(山口大学)、加納 学(京都大学)
申込受付 8月15日(月)10時〜9月2日(金)17時  >> 申込 <<
受講料(税込) 6,000円(受付を確認後、8月29日(月)〜9月2日(金)の間に受講証で指定した銀行口座振込みで納入、 期日までに納入されない場合は、キャンセルとなります。)
定員 50名(先着順)
内容  制御系を設計する際には、制御しようとする対象の数式モデルが必要不可欠であるが、その対象から取得したデータ、たとえば、運転・操業中の計測データそのものが対象の情報を豊富に含んでいることを考えると、データを直接用いることで、より高性能な制御器設計を期待できる。また、実際の運用や操業などの点からモデル構築のための実験を行うことが困難な場面も多く存在することを考えると、やはりデータを直接用いる制御器設計により大幅なコストダウンが望まれる。本講義では、そのような観点から近年注目を浴びてきているモデルフリー制御器設計に焦点をあてて、なかでもFictitious Reference Iterative Tuning(FRIT)と呼ばれる、一組の実験データのみを活用した制御器パラメータチューニング手法を取り扱う。そして、その基礎的な考え方と使い方、実用上避けては通れない外乱除去問題、適応制御系設計における活用法、ソフトコンピューティングを用いたアプローチ、不感帯などの非線形性への対応、そして実プロセスを対象とした拡張とその適用法、という内容で基礎からわかりやすく講義を行う。 なお,「モデルフリー」とはあるが、数式モデルを中心とした制御工学(特に古典制御)の基礎知識があることが望ましい。また制御以外としては、大学初級程度の微分積分や線形代数の基礎、および、最小二乗法やニュートン法など簡単な数値計算の経験などがあると、なお望ましい。
時間割
会場 所外会場(京都テルサ
開場 9時00分


公開講座の模様