内容 |
1892年Karl Pearsonは、現象に法則を付与する、あるいはそれを束ねて、計量科学という学術領域を創生する一連の手続きとして「科学の文法」を提唱し、それを支援するツール群として、記述統計学と呼ばれる観察に基づく統計的方法群を生成しました。この講義では、ナレッジマネジメントの嚆矢と評価されつつある「科学の文法」の考え方を紹介し、近代統計的方法を生み出した原動力に焦点をあて、その後100年間の記述統計的方法開発の意義を振り返ってみようと思います。統計的方法の応用の経験がある、ないしは関心がある方を受講層として期待し、数学は高校文科系以上のものを前提としません。
Rによる演習を行いますので、ノートPCの持参が望ましい。 |