はじめに
プロジェクトディレクター 樋口知之 統計数理研究所
情報社会の実現によって様々な分野で複雑な
システムに関する大量データに基づく予測と、
そのリスク評価の方法の確立が重要な
社会的課題となっています。
本プロジェクトでは、地球、生命、社会等の
4研究所の融合分野において戦略的研究を
推進しながら、複雑なシステムの理解のための、
帰納的手法、あるいは帰納的手法と演繹的手法との
融合的手法による、システムの機能のモデル化に
関する研究開発を行います。
機能のモデル化とは、対象そのものを実体的に
精緻にモデル化するのでなく、対象に関する情報の
入出力関係に代表されるような、機能自体を
模倣する数理モデルを構築することを意味します。
これにより、統計的モデル構築法と
予測アルゴリズム、情報抽出・知識発見のための
情報統合の方法など、分野に共通の道具を
生み出すことを研究の目的とします。
また、これらのモデリングの方法を基盤として、
リスクの科学的評価と管理のための方法論の
確立をすすめます。情報とシステムという視点から
不確実性に関わる研究の新分野を開拓し、
現代社会が直面する諸問題の解決を通じて、
安心・安全な国家社会の構築、地球環境の改善など
持続的な繁栄を目指します。
次のページに示す3つのサブプロジェクトを設け、
各サブプロジェクトディレクターの責任のもとに
研究をすすめます。
サブプロジェクト
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